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2008年3月7日(金)午後5時45分より、第35回 LSJ セミナーを開催します。今回のセミナーは Department of Otolaryngology の大島一男さんにお願いしました。 難聴が加齢に伴い起こる病気とは限らないことは、最近の浜崎あゆみさんのニュースで周知のことと思います。日常生活において、聴覚器官はいわゆる「聞く」ことだけでなく、頭の動きを感知してそれを脳に伝え、体のバランスを整える大切な役割も担っています。生活にいろいろな面で支障をきたす聴覚器官の障害の中には現在の医学では治療困難なものもあり、その治療法の開発には、多くの人が注目しているところです。 大島さんは、2005年に Harvard Medical School から Stanford University に移動し、一貫して、聴覚器官における最初の刺激受容器細胞である有毛細胞の再生研究を中心に、難聴治療にアプローチされています。 日本の歌姫(?)を救う救世主になるかもしれない大島さんの話、必聴です。 皆様、お誘いあわせの上、是非お越しください。 尚、会場は5時30分には入ることができますので、セミナーの前後の時間は他のメンバーとのコミュニケーションの時間としてご活用ください。 第35回オーガナイザー 加藤明 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第35回 LSJ セミナー (前回までの様子はこちら http://lsjapan.exblog.jp/) 場所 Clark Center S360 (外の廊下から見えます。Peet's Coffeeの奥のドアから入って下さい) 日時 2008年3月7日(金)午後5時45分- (午後5時30分 開場) 参加費 無料(TOMY TECHさんに日本のお菓子とドリンクをご提供いただきます) ・・・・・・・・・・・・・・・・ <Speaker> 大島一男さん(Department of Otolaryngology) <Title> 【難治性難聴の治療に向けて-再生医学的アプローチ-】 難聴と一口に言いましても、様々な原因があります。中耳炎や鼓膜穿孔、あるいは騒音性難聴や老人性難聴を思いつかれる方もあるでしょう。また、最近某有名歌手が罹患したことで有名になった突発性難聴も挙げられます。これらの難聴を大きく分類すると、「伝音性難聴」「感音性難聴」に二分されます。 「伝音性難聴」とは外耳(耳介&外耳)と鼓膜及び中耳、つまり音を内耳にまで "伝える" 器官の障害による難聴です。これは音を聞くための機能自体には異常がないので手術などの治療が有効ですし、補聴器で音を大きくすることによりかなりの聴力改善が可能です。中耳炎などによる難聴はこれに当たります。現在の医療で十分対応可能な難聴と言えます。「感音性難聴」は内耳または聴神経に障害がある難聴で、現行の治療では聴力改善が困難です。突発性難聴・老人性難聴などが相当します。 音刺激は有毛細胞(Hair cell)と呼ばれる受容器細胞により電気信号に変換され、神経細胞を介して中枢まで運ばれ、音として認識されます。この有毛細胞が様々な理由で喪失することにより先述の「感音性難聴」が引き起こされます。そして、有毛細胞は、いったん失われると(原則として)再生しません。これが感音性難聴が治療できない理由です。次世代の治療法として、再生医学的アプローチが注目されています。 我々は、現在、内耳由来幹細胞・ES細胞等を用いて、有毛細胞などの内耳細胞への分化誘導、内耳発生・再生のメカニズムの解析を行っております。今回のLSJセミナーでは、ラボ内外で報告された最新の知見、現在進行中の研究内容等についてお話しさせていただきたいと思っております。ご興味がおありの方は是非足をお運びください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ <Direction> ↓この地図の"C"の Building がクラークセンターです。 http://med.stanford.edu/maps/som_directions_map.pdf すぐ横の駐車場は4時以降は無料です。 建物中央の中庭からカフェテリアの横の階段を3階まで上がっていただくと、Peet's Coffee の奥が会場です。入り口は Peet's Coffee の横のドアを奥に進むか、裏から回って下さい。今回はいつもの外に面した S360 です。 午後6時を過ぎるとドアはロックされます。 参加費は無料。前回までと同様に TOMY TECH さんによる日本のお菓子とドリンクの提供があります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・
by lifesciencejapan
| 2008-03-08 04:37
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