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3月28日(金)17:45 から第83回LSJセミナーを開催しました。 今回の演者は、グラッドストーン研究所でポスドクをされている宮岡佑一郎博士で、演題は「一塩基置換を持つヒトiPS細胞の作製および単離」です。宮岡さんは留学先のConklin研究室でiPS細胞のゲノム編集技術について研究をしておられます。京都大学/グラッドストーン研究所の山中伸弥博士が報告したiPS細胞の作出は、医学および生物学研究分野におけるブレイクスルーをもたらしました。創薬や再生医療への応用が大いに期待されていますが、2006年の報告から8年、新しい医療を目指して研究はどこまで進んだのでしょうか?ご自身の最新の成果を中心にわかりやすく解説していただきます。 LSJオーガナイザー 高瀬 比菜子 ==================== 第83回 LSJセミナー 日時:2014年3月28日(金)17時45分(17時30分開場) 場所:Lorry I. Lokey Stem Cell Research Building (SIM1) G1002 参加費:無料(TOMYさんに日本のお菓子とドリンクをご提供いただきます) <演題> 「一塩基置換を持つヒトiPS細胞の作製および単離」 <演者> 宮岡佑一郎(Postdoctoral Fellow, Gladstone Institute of Cardiovascular Disease) <要旨> 近年急速に発展を遂げているTALENやCRISPR/Casによるゲノム編集技術は、これまでマウスや酵母など一部の生物種でしか行うことができなかった遺伝子改変を、あらゆる生物種で可能にする革新的な技術です。その応用の一つとして大きな期待を寄せられているのが、疾患モデルの構築、創薬への応用、また細胞移植治療を目指したヒトiPS細胞における疾患に関与する変異の作製/修復です。このヒトiPS細胞におけるゲノム編集では、ヒトの疾患を忠実に再現するため、また移植のために、理想的には薬剤耐性遺伝子やloxP配列などの人工的な配列を残さずに、特定の変異だけを作製/修復することが求められます。さらに、ヒトの変異の大半は点変異であるため、究極的には30億塩基のヒトゲノム中の一塩基だけを置換し、その置換を持つ細胞を単離する必要があります。これは、TALENやCRISPR/Casなどを用いても非常に困難な課題でした。 本研究で、私はゲノム編集技術に加えて、最新のデジタルPCR技術と酵母の遺伝学由来のsib-selection(同胞選抜)という技術を組み合わせて、一塩基置換を持つiPS細胞を作製および単離する技術を開発しました。今後、この手法がゲノム編集技術とiPS細胞を駆使した研究の発展に貢献することを期待しています。 ====================
by lifesciencejapan
| 2014-03-13 05:59
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