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2008年5月30日(金)午後5時45分より、第37回 LSJ セミナーを開催します。今回は Department of Neurobiology の鶴田文憲さんにお話を伺います。 子供の頃、誰もが一度は「乳製品や小魚にはカルシウムがたくさん含まれているから、ちゃんと食べなさい」といわれた経験があるのではないでしょうか。多くの場合、骨が強くなるからというのがその主たる理由になりがちですが、実はカルシウムの役割が骨形成に留まらないのは、皆さん御存知の通りです。 神経系においても、カルシウムは最も重要な分子の一つです。神経細胞内外のカルシウムイオン濃度は、様々な分子により驚くほど精密に制御され、逆にカルシウムイオン濃度のわずかな変化により、多くの分子がそれぞれ異なった影響を受けます。鶴田さんのラボでは、カルシウムを介した種々の生体反応に必須の役割を担っている電位依存性カルシウムチャネルについて、斬新な切り口で研究を行なっています。このセミナーを聞いた後は、カルシウムを摂る・摂らせる理由が二つ三つ増えるかもしれません。 皆さんお誘いあわせの上、是非お越しください。 尚、会場は5時30分には入ることができますので、セミナーの前後の時間は他のメンバーとのコミュニケーションの時間としてご活用ください。 第37回オーガナイザー 加藤明 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 第37回 LSJ セミナー (前回までの様子はこちら↓) http://lsjapan.exblog.jp/ 場所 Clark Center S360 (外の廊下から見えます。Peet's Coffee の奥のドアから入って下さい) 日時 5月30日(金)午後5時45分- (午後5時30分 開場) 参加費 無料 (TOMY TECH さんに日本のお菓子とドリンクをご提供いただきます) ・・・・・・・・・・・・・・・・ <Speaker>鶴田文憲さん (Department of Neurobiology) <Title>神経系における電位依存性カルシウムチャネルの新たな役割 神経系での電位依存性カルシウムチャネルは、脱分極刺激により細胞外からカルシウムの流入を引き起こし、神経伝達物質の放出、樹上突起の形態変化、シナプス可塑性など様々な反応を制御する重要なイオンチャネルです。中でもCaV1.2は、神経系で広範に発現しているL型電位依存性カルシウムチャネルで、神経細胞の生存や遺伝子の発現制御に重要な働きをすることが報告されています。また、CaV1.2は自閉症やてんかん、脳虚血、神経変性疾患など、様々な病気にも関与することが示唆されており、CaV1.2の詳細な機能解明は各種疾患の治療法開発にもつながるのでは、と期待されています。 私が所属する研究室は、CaV1.2が中枢神経系の機能をどのように制御しているか、蛍光イメージング技術や分子生物学的アプローチを用いて研究しており、現在までにいくつかの興味深い知見が得られています。本セミナーでは、神経系における電位依存性カルシウムチャネルの役割について、神経細胞間の情報伝達や細胞内シグナル伝達経路などを例にとって概説し、その後で、私がスタンフォード大学で主に行ってきた研究、 (1) CaV1.2による新規転写活性化のメカニズム、 (2) CaV1.2の分解を介した過剰興奮毒性からの防御機構 について、最近の知見と合わせて紹介していきたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ <Direction> ↓この地図の"C"の Building がクラークセンターです。 http://med.stanford.edu/maps/som_directions_map.pdf 現在工事中のため、すぐ横の駐車場 L-15 および L-16 はご利用できません。 地図中の S-1、S-4 あるいは L-18 などをご利用ください。 午後4時以降は無料で駐車可能です。 建物中央の中庭からカフェテリアの横の階段を3階まで上がっていただくと、Peet's Coffee の奥が会場です。入り口はPeet's Coffee の横のドアを奥に進むか、裏から回って下さい。今回はいつもの外に面した S360 です。午後6時を過ぎるとドアはロックされますので、外から会場の窓をノックしていただければ、内側からロックを解除いたします。 参加費は無料。前回までと同様に TOMY TECH さんによる日本のお菓子とドリンクの提供があります。
by lifesciencejapan
| 2008-05-17 10:33
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